浪費でも 愛車を残し 自己破産

50代男性
ご相談前ご相談後
借金総額
400
万円
0
万円
毎月の返済額
17
万円
0
万円

ご依頼の背景

借金の状況 約400万円
借金の理由 ギャンブル
借入先 銀行・カード会社
依頼者は、ギャンブルにはまってしまったことで大きな負債を作ってしまっておりました。一時は、おまとめローンを利用することで借金を一本化して立て直しを図ったこともありましたが、結局はまた返済のために借入れをしてしまうという悪循環を招いてしまい、負債が大きくなって相談に至りました。依頼者の心配点は、保有していた自動車がなくなってしまうと、生活にも仕事にも大きな支障が出てしまうということでした。

弁護士の見通し

10年落ち以上の古い自動車であれば裁判所に価値なしとみなされるケースが大半ですが、10年落ちにまで至らない比較的新しい自動車の場合は、処分価値があるとみなされて破産管財人に換価処分されてしまうことがあります。そこで、本件では、事前に自動車査定協会で自動車査定書を取得して、自動車の客観的価値を明らかにするという準備を行う方針を立てました。

サポートの流れ

自動車の査定を行ったところ、自動車の価値は20万円以下であることが判明しました。ただし、本件の依頼者は同じ会社で長く勤務しており、退職金の支給も見込まれる状況であったことから、退職金の証明書も取得してその金額を明らかにする準備も行っておきました。本件は、管財事件として進行しましたが、前記のように自動車の価値や退職金の金額がわかる資料を事前に用意していたため、迅速に自由財産の範囲拡張の申立てを行いました。自動車の必要性について裁判所に理解してもらえたため、依頼者のすべての財産は管財人によって処分されることはありませんでした。

結果

自己破産を終えた依頼者は、今でも愛車に乗り続けております。また、勤務していた会社にばれてしまうこともなく破産手続を終えることができたため、同じ会社で働いています。

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